ほどよい責任感
責任感に潰される人
責任感というのは難しいものであると感じます。
常にどんな作業であっても責任感を持って取り組むべきですが、その反面、責任感を強く持ちすぎてプレッシャーに耐えきれなくなったり、失敗した際に精神的に壊れてしまったり。
そのあたりの自分の内面を上手くコントロールできない人がうつ病に陥っていくのを私は何人も見てきました。
この業界に限ったことではなく、社会全体に言えることだと思いますが、「ほどよい責任感」をもつことが大切だと私は思います。
精神的に潰れないようにするためには?
自分に依頼された作業は、必ず最後まで責任感を持って取り組むべきです。
それは、作業が完了するまでか、誰かに引き継ぐまでか、完了といえるところまでは、途中で投げ出すことなくやり遂げるべきでしょう。
当事者意識が大切という考えにも当てはまるかと思います。
他方その反面で、心の奥底にその責任感から解放された気持ちを持つべきだとも思います。
失敗は許されなかったとしても、リカバリする術があることを精神安定剤にするのも良いし、困難があったときに縋れる人がいるということを支えにするのも良いでしょう。
「失敗してもなんとかなる」くらいの楽観視した気持ちも必要です。
要は、ほどよく責任感を感じることが大切だと思うというわけです。
天才にだって失敗もある
全盛期のイチローの打率が約4割。
全盛期の武豊の勝率が約4割。
つまり6割は失敗しているのです。
やっていることが違うのだから単純に比較なんてできません。
言いたいことは、天才ですら100%成功はあり得ないのだから、我々凡人なんて失敗はつきもので良いのです。
失敗したときは、それくらい開き直ったって良いでしょう。
ただし、イチローや武豊は決して4割を目指しているわけではないです。
常に10割を目指した経過があっての結果です。
それを頭に入れたうえで、ほどよい責任感を考えるのが良いと思います。